コーヒー断ちで白髪ができなくなるの!?
アロマ効果が高いコーヒーは、リラックスできる飲み物として有名。好きな人は1日に何倍も飲みます。
私も、仕事で疲れたときなど、ちょっと落ち着いた気分になりたいときは、コーヒーを飲んで軽く休みます。
しかし、コーヒーにはいろいろなデメリットがあります。なかでも、「コーヒーを飲むことで白髪が増える」という説は、白髪で悩んでいる人は無視できませんよね。
どうしてコーヒー断ちで、白髪が予防できるのか?
コーヒーは、どういったメカニズムで白髪になるのでしょうか?原因がはっきりなれば、止める動機にもなりますよね。
現在、以下の3つの説があります。
- カフェインが原因の白髪説
- 過酸化水素が原因の白髪説
- 利尿作用が原因の白髪説
カフェインが原因の白髪説
コーヒーは、カフェイン成分が含まれており、脳の中枢神経を興奮させます。朝起きて、すぐにコーヒーを飲む人も多いのも頷けますね。
実際、カフェインを摂取すると、交感神経が刺激されて血行が促進し、身体が温まります。たとえば出勤前にコーヒーを飲むと、ポカポカして気持ちがシャキッとします。
しかし、摂りすぎには注意。過剰摂取をすると、自律神経のバランスを崩して逆に血行が悪くなります。コーヒーのヘビー愛飲者に冷え性が多いのも、血行の悪化が原因だからです。
血行悪化が原因の一つである白髪も同じですね。頭皮の血行が悪くなって白髪が増えることが考えられます。
なお、カフェインはコーヒーだけに含まれているわけではありません。以下の飲み物にも含まれています。
- 紅茶
- 日本茶
- コーラ
- ココア
- チョコレート
- 栄養ドリンク
カフェインが白髪の原因だとすると、コーヒーだけでなく、紅茶や日本茶(緑茶)を飲み過ぎると、白髪が増える恐れがあります。
過酸化水素が原因の白髪説
コーヒーに含まれている過酸化水素が原因で、白髪になっているという説も有名。
過酸化水素と聞いても、ピンとこないかもしれませんね。過酸化水素は、殺菌剤や漂白剤として使われることが多い物質です。漂白剤は酸素系と塩素系に別れていますが、酸素系の方で環境に優しいのが特徴。食品分野でもうどん、かまぼこなどの漂白目的の食品添加物として使用されています。
白髪は、メラノサイトという細胞で作られるメラニン色素と深い関係があります。メラニン色素が上手く作られないと、白髪になるからです。
メラニン色素は、チロシナーゼという酵素の働きによって生成しますが、過酸化水素はチロシナーゼの働きを弱くし、メラニン色素が作られない原因となります。
過酸化水素はブリーチなどでも使用され、脱色させる働きもあるので、イメージ的にも健康な髪には悪そうですよね。
100%過酸化水素が原因とは限りませんが、白髪で悩んでいるなら、コーヒーの飲み過ぎには要注意です。
利尿作用が原因の白髪説
コーヒーには、利尿作用があるのは有名な話。コーヒーを飲んだら、おしっこが近くなった人も少なくないと思います。同じ利用作用があるビールと同じです。飲み会になると、やたらとトイレにいく人がいますよね。
利尿作用が悪いわけではありません。身体の老廃物が尿と一緒に出ていくからです。むくみが解消されたり、体液の循環が良くなります。
しかし、身体によってマイナス的なものだけを排出してくれるなら問題はありませんが、ミネラルやビタミンなど必要な栄養素までも身体の外に出ていきます。
このとき、健康な黒髪に関係があるチロシナーゼやたんぱく質も流れ出ます。
結果、黒髪に必要な栄養素が不足して白髪になるわけです。
まとめ:コーヒー断ちで白髪が予防できる可能性あり
コーヒーのカフェインや過酸化水素、利尿作用が白髪の原因になっているのではないかという話をしました。表組で整理すると、以下のようになります。
カフェイン | カフェインを過剰摂取すると、血行が悪くなって白髪ができる。 |
---|---|
過酸化水素 | コーヒーに含まれている過酸化水素がメラニン色素の生成を妨害し、白髪ができる。 |
利尿作用 | コーヒーを飲むと、おしっこが近くなるため、黒髪に必要なチロシナーゼやたくぱく質を体外に出てしまう。 |
これらの3つ説は、白髪関連のWebサイトやブログなどで記載されおり、非常に有名なものです。
しかし一方で、医学的に証明されたものではありません。恐らくいろいろな人の経験則で、コーヒーが白髪の原因になっているのではと考えられて、広がったのだと思います。
コーヒー断ちをして白髪が解消された人もいるからこそ、今でも、「白髪を無くしたいなら、コーヒーを断ちなさい」という人もいるのだと思います。
それでもコーヒー断ちをするのか?白髪抑制効果はあくまでも仮説
コーヒー断ちをすると、白髪ケアに効果があるという話をしましたが、医学的に証明されたわけではなく、あくまでも仮説です。ただ、多くの人が実践されているため、かなり有効な仮説だと思います。
でも、「効果がはっきり証明されていないなら、コーヒー断ちをするまでもないかなァ」と考える人もいるのではないでしょうか?
それほどコーヒーを飲むメリットがあるからです。
コーヒーには、以下の効果があると言われています。
- リラックス作用
- 覚醒効果
- 脂肪燃焼作用
- 消化作用ガン予防
- 抗酸化作用
- etc..
なかには、煙草のように中毒になっている人もいます。
コーヒーの恩恵をこうむっているなら、無理に止める必要もないと思います。
コーヒーは、1日に2〜3杯ぐらいだったら身体に害がないため、過剰摂取しないならOKでしょう。
止めることで逆にストレスが溜まるぐらいだったら、白髪ケアに効果がある食べ物を食べてください。
白髪を解消する方法“実は予防しかできないの?”
コーヒーを断つにしても、黒髪を作る栄養を摂るにしても、あくまでも予防しかできません。
メラニン色素を作る効果が期待できるだけなので、これから生えてくる髪の毛には有効だけど、すでに生えてしまった髪の毛には効果がほとどんないのです。
予防に有効な白髪ケアアイテムは、スーナバイオショットやカミカシャンプーがあります。これらもメラニン色素系をサポートします。
すでに生えている白髪を黒髪にするには、染めるしかないと思います。ただ染めると、髪がボロボロになるため、バランローズ黒クレームシャンプーをおすすめします。
バランローズは、優しく髪を染めることができます。
まとめ:コーヒー断ちで白髪解消
コーヒー断ちで白髪が解消できるかについて記事を書きました。
実際、カフェイン、過酸化水素、利尿作用が原因の可能性があるため、コーヒーを止めると白髪が減る効果が期待できます。
しかし、あくまでも仮説。
医学的に証明されたわけでもなく、臨床データもありません。
ですから、コーヒー断ちをするまでもなく、1日2〜3杯までに控えてみる程度で良いでしょう。カフェインの過剰摂取は、白髪に効果があるかどうかに関わらず身体に悪いですしね。
コーヒーを飲むメリットも多いです。
上手く付き合っていけば良いと思います。